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【写真教室】絞りの選び方

   

絞りの使い方

前回の記事で露出について学びました.

写真の明るさを決める要素は「絞り・シャッタースピード・ISO感度」の3つですが,今回はその中の絞りについて少し詳しく書こうと思います.

前回も書いたとおり絞りにはカメラに入ってくる光の量を調整する役割がありますが,絞り具合(F値)によって撮れる写真は大きく違います.

したがって,F値によって様々な表現をすることが出来ます.特にボケ具合をコントロールすることが絞りの大きな役割となります.

もちろんレンズやカメラによって異なりますが,表現別にどのようにF値を選べばよいのかざっくりと説明したいと思います.






背景をボカしたい時(人物撮影など)

良いカメラを買って一番最初にやりたいのはこれではないでしょうか.

背景(または前景)をぼかして被写体だけにピントを合わせることで,立体感のある写真を撮ることが出来ます.

そのような写真を撮りたいときは,F値を小さく(F4以下に)します.

F値を最小(開放F値)にすると大きなボケを得ることが出来ますが,被写界深度(くっきりと写る範囲)が浅くなるのでピント合わせは慎重に行わなければなりません.

また,レンズによっては開放F値で解像感が低下する場合もあるので,その場合は1~2段分絞って上げると良いでしょう.

手前から奥までピントを合わせたい時(風景写真など)

手前にあるものも奥にあるものも重要な被写体である場合は,F値を大きく(F16以上に)しましょう.

そうすることで被写界深度が深くなり,手前から奥までくっきりと写ります.

また,光っているものを撮るときはF値を大きくすることで光芒(光条)という光の筋を写すことが出来ます.夜景撮影の時に光芒があるときれいですよね.

しかし,F値を大きくし過ぎると回折現象により(物理が苦手な人はスルーして下さい),解像感が低下してしまいます.

事前にテストして許容できる範囲を見つけておきましょう.

もし回折現象により解像感が低下してしまった時は,レタッチの時にシャープネスを上げることにより改善することが出来ますので試してみ下さい.

それからF値を大きくすると,シャッタースピードが遅くなる場合があるので,手ブレには注意して下さいね!必要に応じて三脚の使用をおすすめします.

被写界深度を気にしない時

例えば大きな壁に面白い絵が書いてあって,それを写真に撮る時を想像して下さい.

被写体は1枚の壁なので背景も前景もありません.つまり,被写界深度を気にしなくて良い時です.

このようなときはF値を中くらい(F5.6~11)にしましょう.

この理由は,多くのレンズが中くらいのF値で解像感が最高になるためです.

レンズにより解像感が最高になるF値が少し異なるので,事前にテストするか,GANREFなどのサイトでレンズの性能をチェックしておくと良いです.

まとめ

ざっくりですが状況別の適性F値についてお話しました.

上で書いたことを下の表にまとめておきますね!

表現 F値の大小 参考F値
背景・前景をボカしたい 小さく F4以下
全部にピントを合わせたい 大きく F16以上
被写界深度を気にしない 中くらい F5.6~11

どうぞ参考にして下さいー(^^)

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