hikarieブログ

モノクロRAW現像

      2015/12/14

モノクロ写真の良さ

モノクロ写真って言葉に出来ない魅力がありますよね!

カラー写真に比べて情報も少ないし,現実とは違う見え方なのに不思議です…

光が強調されるからでしょうか?それとも観る人の想像力をかき立てるから?

他にも理由はあるかもしれませんが,簡単には言葉で表せません.

では,どのような時にモノクロ化が効果的なのでしょうか.

モノクロ化が有効なとき

モノクロ写真は確かに魅力的ですが,なんでもかんでもモノクロ化すれば良いというものではありません.

例えば,色彩豊かな花が写っている写真をモノクロ化してしまうと,せっかくの色彩が失われてしまいます.

私は基本的にはカラーでRAW現像しますが,以下のような場合にモノクロ化を検討します.

光を強調したい時

モノクロ写真は色の情報を持っていないため,明暗しか表現できません.

それ故,光の強弱に観る人の意識をより大きく集めることが出来ます.

撮影の段階でモノクロ化を意識して撮影すると,より良い写真が出来るでしょう.

色が多すぎるとき,色が単調なとき

背景などに多数の色が存在するとき,ごちゃごちゃとした印象を受けますが,そんな時はモノクロ化ですっきりとした印象に出来ます.

逆に色が単調なときは全体的にのっぺりとして物足りない感じがしますが,モノクロ化することによって色の単調さを取り除き,明暗の強弱で階調豊かなに仕上げることが出来ます.

色の情報があると人はそのままの色を見てしまいますが,モノクロだと人が脳内で勝手に色を補完してしまいますからね.

今日モノクロ化する写真も色が単調なのでモノクロ化することにしました.

被写体以外で彩度の高いものが写ってしまった時

もちろん撮影するときに背景はきちんと整理するべきなのですが,あとでしまった!と後悔する時があります.

せっかく被写体が良く写っているのに後ろに真っ赤な郵便ポストが…どうしてもそっちに目がいってしまう(泣)

みたいなときはモノクロ化でなかったことに出来ます(笑)

実際にモノクロ化してみよう

今日はカンボジアのアンコールワットにいたサルの写真をモノクロ化します.

元の写真はこちら.

サル(カラー)

カラーバージョン

最初はこれで良いと思っていたのですが,後で見直すと背景もさるも同系色でメリハリがない写真のように思えてきました.

これを2種類の方法でモノクロ化してみます.(現像ソフトにはLightroomを用いました)

彩度を最小値にする方法

これが一番簡単な方法です.彩度のスライドバーを動かして,最小の値にするとモノクロになります.

彩度スライドバー

彩度のスライドバー

この方法でモノクロ化した写真がこちら.

さる(モノクロ1)

モノクロ化した写真(彩度-100)

カラー写真では背景とサルの色が似ていたために同化していましたが,モノクロ化することによって被写体であるサルが浮き出てきました.

次は他の方法でモノクロ化を行います.

色別にモノクロ化する方法

Lightroomなどのソフトではモノクロ化の際,色別にモノクロ化することが出来ます.

色別モノクロ化スライドバー

Lightroomの色別スライドバー

少し説明が難しいのですが…例えば,赤色を暗く,緑色は明るくするというような調整が可能です.

この機能を用いて微調整を行うと,

さる(モノクロ2)

モノクロ化した写真(色別)

このような感じになります.1つめの方法だとサルはほとんど白っぽく写ってしまっていますが,こちらの写真ではサルにより多くの階調を使うように調整しました.

先の写真のほうが背景との区別が明確でサル全体は立体的ですが,こちらでは顔の立体感などが向上していると思います.

まとめ

どちらの方法でモノクロ化を行うかは好みの問題ですが,彩度を最小にしてやる方が簡単で無難ですね.

一方で,色別にモノクロ化を行うと調整が難しいですが,より細かく調整することが出来そうです.

モノクロRAW現像って奥が深い!!

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