hikarieブログ

今日の1枚~カンボジアと一ノ瀬泰造~

      2015/11/06

今日の1枚はカンボジアのシェムリアップという街で行っていた工事の写真です.

Nikon Fでモノクロフィルムを使用して撮影しました.

カンボジアではスマートフォンや高級車(レクサスなど)が普及し始めていますが,まだまだ発展途上という感じです.
工事もツルハシを使って人力で行われていました.

カンボジアのような発展途上国を撮るにはフィルムカメラが適しているのかもしれませんね^^
本当に現代とは思えない写真を撮ることが出来ます.

実はカンボジアとNikon Fは以外なところで繋がりがあります.

みなさんは一ノ瀬泰造というカメラマンをご存知でしょうか.

一ノ瀬泰造はベトナム戦争が飛び火して,激化したカンボジアの内戦を取材するためカンボジアに入国しました.

そこでNikon Fを使って,カンボジア内戦の実情を撮り,数々の写真を残しています.
残念ながら当時政府軍と対立していたクメール・ルージュに捕らえられ,26歳という若さで亡くなりました.

私はNikon Fを持っていたからカンボジアへ行ったわけでもなく,カンボジアへ行くからNikon Fを買ったわけではありません.
ただ単にNikon Fに魅了されてNikon Fを買い,カンボジアに魅せられてカンボジアへの旅行を計画していただけなのです.

しかし,旅行の前にカンボジアの歴史について調べていたところ,内戦のことを知り,クメール・ルージュのことを知り,政府による大虐殺が行われてたことを知り,一ノ瀬泰造のことを知り,その一ノ瀬泰造がNikon Fを使っていたことを知りました.

カンボジアとNikon Fという全く別々のものが一ノ瀬泰造を通して繋がり,私はカンボジアにサブ機としてNikon Fを持って行くことを決意しました.

一ノ瀬泰造は日本人にはあまり知られていないかもしれませんが,現地の人にはよく知られていて,特にゲストハウスの従業員TさんはNikon Fを見て

それはタイゾーと同じカメラじゃないか!

と言っていました.

私はフィルムカメラの扱いに慣れていないため,露出が適切で無い写真もたくさん撮ってしまいましたが,フィルムカメラのなんとも言えない味を知ってしまい,これからも少しずつではありますが使い続けていこうと決心しました.

もしカンボジアに興味がある方がいらっしゃれば,

  • キリングフィールド(古いイギリスの映画)
  • 地雷を踏んだらサヨウナラ(一ノ瀬泰造が主人公の映画)

などを観ていただくと,カンボジアの歴史がだいたい分かります.

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